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2025/11/20 17:18 ~ なし

【塾長コラム:前半】勉強しない子どもを「怒らず動かす」親の声かけ術|塾長が教室で見てきたリアル

「家では全然やる気がないんです…」
「勉強しなさいと言うと、余計にふてくされてしまって…」

小学生でも中学生でも、高校生でも、
「やる気がない」「勉強しない」という悩みは、
どのご家庭にも一度はやってきます。

今日は、塾長として多くの親子を見てきた経験から、
子どものやる気がないときに、親ができる関わり方の一部をご紹介します。

「今まさに困っている…」という方は、今夜から1つだけでもお試しください。



1.「なんでやらないの?」の前に、まず事実だけを受け止める
子どもがダラダラしていると、つい
「またゲーム?」「いつになったら始めるの?」
「やる気ないなら塾、やめる?」

ここ、一度深呼吸です。 やる気がないように見えるとき、 子どもの頭の中ではこんなことが起きていることが多いです。 ・どこから手をつければいいか分からない ・前にテストで失敗して、自信をなくしている ・「どうせできない」と決めつけてしまっている つまり、「性格がだらしない」のではなく、「心のブレーキ」がかかっている状態であることが、とても多いのです。 そんなとき、まずは 「今日は疲れたね。今はまだやる気が出ない感じかい??」 と、子どもの“今”をそのまま言葉にしてあげるところから始めてみてください。 評価や説教ではなく、「実況中継」してあげるイメージです。 不思議なもので、「やる気がない自分を否定されない」と感じると、 子どもは少しずつ表情を緩めてくれます。 2.「やりなさい」ではなく「どうする?」と質問でボールを返す 次のステップは、命令形から、質問形に切り替えることです。 典型的なNG声かけは、 「そろそろ勉強しなさい」 「宿題終わるまでゲーム禁止!」 …いかにもですよね。この上から目線。(笑) 一瞬は動くかもしれませんが、長続きしなかったり、親子バトルになりがちです。 代わりに、こんな質問にしてみてください。 「今日は何時から宿題やる予定?」 「まずはどの教科から片づけたい?」 「30分でどこまでやれたら合格にしようか?」 ポイントは、決めるのはあくまで子ども側、という形にすること。 もちろん最初は「分かんない」「知らん」と返ってくるかもしれません。 そんなときは、提案しながら一緒に決めていきます。  親「じゃあ、父さんの案は“19:30から30分だけ英語”なんだけど、どう?」  子「……まあ、それなら」 この「まあ、それなら」が出てきたらチャンスです。やる気100%でなくて大丈夫。 0%から20%になるだけでも、大きな前進です。 3.親が先に「小さく動く背中」を見せる 塾で伸びる子どもを見ていると、共通している親御さんの姿があります。 それは、「子どもにだけ頑張れと言わず、 親自身も“ちょっとだけ頑張る姿”を見せている」 ということです。例えば、 子どもが宿題を始めるタイミングで、親も家計簿や仕事の書類に向かう 「じゃあ母さんも、この30分だけ一緒に“静かな時間”にしよう」と宣言する テレビやスマホをダラダラ見ずに、「親も30分だけ集中」を一緒にやってみる これだけで、家全体の空気が「ダラダラモード」から「ちょっと集中モード」に変わります。 子どもは親の言葉以上に、親の日常の姿勢をよく見ています。 「やりなさい」と言い続けるより、黙って隣で小さく集中している親のほうが、 よほど子どものやる気スイッチを押してくれます。

…めっちゃ長くなっちゃったので、後半は次回またお伝えしますね。

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